浴育のススメ!子どもといっしょにお風呂に入ろう
幼い頃のお風呂の記憶には、いつも父や母の姿があります。いろんな話をしたし、いっぱい遊んでもらった。今でもいい思い出です。お風呂って、親子の絆を深める力があると思う。ギスギスした話題が多い現代だからこそ、もっと子どもとといっしょにお風呂を楽しんでもらいたい!そこで、親子のお風呂について考えてみました。
目次:
1.SyuRoさん親子のお風呂の話
2.浴育ってなぁに?
3.おもちゃは浴育の味方です
宇南山さん、息子さんとのお風呂の話、ちょっと聞かせてください。
周りのみんながニコニコしちゃうくらいの仲良し親子。もしやその秘訣、お風呂にあったりします?
「お風呂は息子との大事なコミュニケーションの時間」と話してくれたのは、生活デザイン雑貨のブランド「Syuro」を営む宇南山さんです。
宇南山さん親子は毎日銭湯に通っています。息子さんを保育園に迎えに行った帰り道、二人で銭湯に寄るのが日課。お母さんのバッグには、常に二人分の着替えとバスタオルとバスミトン。湯ぶねでは息子さんをひざに乗せ、向かい合いながら話をするそうです。「あのねー、あのねー!」今日一日のできごとを、息子さんは一生懸命話してくれます。
「仕事をしているとなかなかゆっくり話せないから、お風呂の時間はとっても大切なんです。一日ちょっとだけだけど、あるとないとじゃ全然違う!」忙しいお母さんにとって、息子さんとのお風呂はなくてはならないひとときなんですね。そんな宇南山さん、最近息子さんがいつまで一緒に女湯に入ってくれるのか、気になるそうです。息子さんは「ずっと!」と元気に答えてくれるそうですが、「さすがにねぇ」とお母さんは笑います。
夜は「うれしかったこと」「イヤだったこと」をひとつずつお互いに言い合ってから寝る、という宇南山さん親子。しっかりコミュニケーションがとれているから、とっても仲良し。大きくなったら一緒にお風呂入れなくなっちゃうね、というお母さんの一言に、しばらく考えた後「ママが男湯に入ればいいよ!」と満面の笑みで答えた息子さんなのでした。
見せて! 親子のお気に入り
肌が弱いという宇南山さん親子。「素肌に直接触れるものだから」タオル類には特に気を使っているそうです。お気に入りひとつめは、オーガニックのスーピマ綿(繊維の長い糸)を使ったバスタオル(写真左)。SyuRoのオリジナル商品です。手触りフワッフワ!息子さんはこのタオルが大好きで、よくスリスリしているそうですよ。ふたつめはMARKS&WEBのオーガニックコットンバスミトン。「袋状だから子どもの手でも逃げずに洗えるんです。だから、耳からつま先まで自分で洗いたがる。些細な事だけど、こういう事が自立心を育てるんじゃないかなぁ。」とお母さん。
SyuRoは、宇南山加子さんが手がける生活デザイン雑貨のブランド。アトリエ兼ショップには、「使いやすいさ、心地よさ」が決め手というオリジナル商品の他、アンティークの品やセレクト商品も並んでいます。
東京都台東区鳥越1-15-7 電話 03-3861-0675
Blog SyuRoの素朴なコト
最近耳にするようになってきた「浴育」。入浴の教育?なーんとなくわかった気になっていたけど、ホントのところ、どんなことを浴育っていうんだろう……。そこで、「浴育」を提唱している東京ガス都市生活研究所主幹研究員の興梠さんにお話を伺ってきました!
「正しい入浴法を教える」といった硬いものではなく、「親子でお風呂に入ることで、いろんなことを子どもに自然と学び取ってもらおう」というのが浴育のスタンスです。一緒に半身浴をしていれば、子どもも自然と半身浴をする習慣がつく。それは結果として、安全でリラックスできる入浴につながります。一緒に季節湯を楽しんだり、入浴剤を手作りしたりすれば、楽しいイベントであると同時に、子どもにとっては生活の知恵を学ぶきっかけになる。お風呂を通じてさまざまな事を教えることができます。それは長い目で見たとき、子どもの人生を豊かにすると思うんです。
入浴時間を使ったコミュニケーションも浴育のひとつ。普段口にできないことも、お風呂でなら話せる。お風呂場にはそういう親密さを生む雰囲気がありますよね。話を聞いたり、遊んだり。時には勉強をしてみたり。一緒に入ることで、親は子どものことを知ることができますし、子どもは自然に親から作法や知恵を学ぶことができる。お父さん、お母さんには、ぜひ子どもさんと一緒にお風呂を楽しんでいただきたいですね。
向き合う時間
子どもと話そう
お風呂は文字通り「裸の付き合い」ができる場所。時にはくだけて、時には真剣に、話をしてみましょう。
毎日一緒に入っていれば、何気ない会話の中から、些細な変化だってキャッチできるようになるはずです。平日忙しくてなかなか子どもと接する機会のないお父さんは、週末だけでも親子入浴を。叱り役のお母さんには言えない事も、お父さんには話せる。そんな子どもの声も多数あるようですよ。
「今日はどんな一日だった?」一日を締めくくるお風呂ならではの会話をぜひ楽しんで!
一緒がいいね
子どもと遊ぼう
タオルを使ったブクブク遊び、手の水鉄砲、お湯かけっこ、シャンプーで髪を立ててアトムごっこ、息止め競争、のど自慢ごっこ……。
子どものころにやっていた懐かしいお風呂遊び。どれも素朴な遊びです。いろんなおもちゃに囲まれている現代っ子にはかえって新鮮に映るかも。特別なものがなくても自分で遊びを生み出す楽しさを教えるいい機会。
お父さん、お母さんの小さい頃はね…と自分の思い出話を交えながら、一緒に遊んでみてはいかが?
楽しみながら
子どもと学ぼう
地図だって」
テレビやゲームが置いてあるリビングは、子どもにとって誘惑がいっぱい。その点、お風呂には何もない。だから、子どもにとっては集中力を発揮しやすい場所なんです。
一人じゃ「イヤイヤ」な勉強も、お父さん、お母さんと一緒なら「ワイワイ」に変わるはず。クイズ形式にしてみたり、一緒に声に出したり、子どもが興味を持つ工夫をしてあげて!
九九や都道府県の暗記、あいうえおやABCの勉強など「楽しく一緒にできる」がポイントです。
- 1から10まで数えた後、10から1まで逆に数えないといけないのですが、つっかえてしまって、
げらげら家族で笑っていました。(兵庫県/32歳/女性) - おきまりの東京タワー作り(髪の毛でね)・タオルでクラゲちゃん作り・もぐりっこ、
銭湯で泳いで怒られました!(埼玉県/49歳/女性) - 弟とお風呂のふたをテーブルにして自分で作ったニュースを読みあう!?
ニュースキャスターごっこをしていましたねー。
他の人が聞いてもまったくおもしろいとは思わないでしょうが、そのころは面白かったです。
(兵庫県/28歳/男性) - タオルに空気をためてブクブク。母との楽しい思い出です。(三重県/32歳/女性)
- 両手を使って水鉄砲をよく父と楽しみました。
父の水鉄砲は水の勢いがものすごく、とても喜んだのを覚えています。(大阪府/31歳/女性) - お父さんに数の数え方を歌にのせて楽しく覚えました。
今は普段無口なお父さんですがとても良い思い出です。(福岡県/23歳/女性) - 浮き輪でちゃぷちゃぷ湯船に浸かっていたのを覚えてます。
水鉄砲とかもいつもお風呂においてあったと思います。(兵庫県/32歳/女性) - 金魚のおもちゃを湯船に浮かべ、金魚すくいを楽しんでいました。(東京都/27歳/女性)
- 世界の国旗を覚えた。(群馬県/31歳/女性)
親子の会話に一役!?「お風呂で絵日記、描いてみて!」
SES社 バスクレヨン お風呂おもちゃに-SES13032
お風呂を嫌がったり、あっという間に上がりたがるお子さまに最適!身体やお風呂のタイルに描いてお湯で消すことのできるクレヨンです。お風呂タイムが楽しみになります。紙にも描けます
親子でお勉強!「いっしょに都道府県をおぼえよう」
おふろシール 日本地図おぼえちゃおう! シート4枚入
お湯をかけると文字やイラストがあらわれるおふろシール。表面にお湯をかけるとインクの色が消えて答えが浮かびあがり、温度が下がると元通り。都道府県名と都道府県庁所在地が覚えられます!
親子で遊ぼう「おいらはドラマー!歌いながら叩こう」
ALEX バス・ドラム
アレックスの新しい「タブ・チューンズ」というお風呂であそべる楽器のシリーズ。こちらのバスドラムは、大小2つのドラムとドラムスティックのセット。家の中でたたくと、乾いたような感じの音がしますが、お風呂に浮かべてたたくと、水の上の空気が震えて「ボンッ」と響くような音がします。
■ 「浴育」イベントのお知らせ
ワークショップ「浴育♪♪おふろってきもちいいな〜♪♪」開催日時:2008/11/2(日)、11/3(月・祝)
両日とも14:00〜14:30、15:30〜16:00
定員:各回24名
場所:がすてなーに ガスの科学館2F わくわーくルーム
4歳〜小学校2年生までを対象とした親子参加型のプログラムです。お風呂がもっともっと楽しくなるワークショップに参加してみませんか?ワークショップへのご参加は事前にお申込が必要になります。ホームページをご覧頂くか、お電話にてお問い合わせください。
がすてなーに ガスの科学館
東京都江東区豊洲6-1-1 03-3534-1111
(9:30〜17:00 月曜休館・祝日の場合は翌日)
http://www.gas-kagakukan.com/
今回記事を書きながら、自分が小さかった頃の事をいろいろと思い出しました。週末はいつもお父さんと一緒にお風呂に入ってたなぁ、とか。夏はぬるーいお湯で「水風呂ごっこ」をしたな、とか。今思えば、すごく小さな湯ぶねでした。なのに、大人1人と子ども3人が一緒に入ってた。キュウキュウで親はリラックスどころじゃなかっただろうなぁ……。
次号は「湯の国タオルコレクション」をお送りします。今注目のタオルアイテムから、意外と知らないタオル生地の種類のお話など、お風呂とは切っても切れない縁の「タオル」を主役に据えます。リリースは11/1予定。お楽しみにー。
末筆になりましたが、取材に応じていただいたSyuRoさん、興梠さん、どうもありがとうございました。
編集人/カジノリコ













