風呂を楽しむ『湯の国Web』｜風呂健康法: 「胃もたれ、食欲不振」の改善のために

　胃のトラブルにはストレスも大きく関わっていますから、入浴することのリラックス効果だけでも意味があります。
　入浴の温熱による効果は、湯の温度によって正反対の影響を体に与えますから、胃痛といっても、その原因によって入浴の方法を変える必要があります。

　胃弱（胃もたれ）や低酸症、胃アトニーなどは、胃酸の分泌をうながして胃の働きを活発にしてくれるぬるい湯に長く入ります。ゆっくり温まってから、出る時に洗面器に半分程度の水を腹にかけていれば、いっそう効果的です。体力的に長湯のできない人なら、シャワーを使って腹に温水（やや熱め）と水を交互にかけるという方法もあります。

資料提供/協力：植田理彦（うえだみちひこ）先生
『からだによく効くお風呂の入り方』
出版社：池田書店

胃弱（胃もたれ）に効果的な入浴方法

38℃～40℃のぬるい湯にゆっくり浸かり、浴槽から出た直後にお腹へ水をかけます。水をかけることでさらに胃の動きが活発になります。

　　水を胃の上にかける　　　ぬるい湯にゆっくり

シャワーだけを使う場合は、まず42℃以上の熱い湯を2～3分間お腹にかけ、次は水に切り替えて数秒間。これを５回くらい繰り返します。

　　　　　水を数秒間　　　熱いシャワーを2～3分間

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