日本のお風呂をもっと楽しもう『湯の国』

お風呂をもっと快適に、お風呂をもっと楽しむために
建築家のお風呂:vol2.木箱の家族風呂
木箱の家族風呂
家全体、家族全体との関係を重視して...
浴室は家族全員が共同使用できるように家族室の近くに配しました。この住宅はどんな生活の場面でも常に家全体、家族全体との関係を体験していくことを重視しています。浴室は洗面所と便所と一体にして、家族が同時に使用することを考えました。
葛西潔
また、広がりを感じられるように、ガラスと鏡を使用し、仕上げも25ミリ角の一色モザイクタイルで統一しました。床には温床水暖房を設置し、窓は全てルーバー式として換気しやすくしました。

代表作
家族の話し
トイレ、洗面所、風呂場を一体化したことで、実際の広さよりずっとのびやかな空間として感じることができます。収納棚の扉を鏡にしたり、お風呂との境をガラスにしたのがとても効果的でした。子供が小さい頃は、トイレもお風呂もみんな一緒になって入っていました。自然に家族の時間を共有できたのでしょう。最近、中学生になった娘が時々鍵をかけてしまうようになり、少し淋しい気持ちです。