日本のお風呂をもっと楽しもう『湯の国』
お風呂をもっと快適に、お風呂をもっと楽しむために
湯煙コラム

Vol. 27 中井美穂

スタイルを決めない、私のバススタイル

中井美穂(なかい みほ)

フリーアナウンサー。
1965年ロサンゼルス生まれ。日本大学芸術学部卒業後、1987年フジテレビに入社。『プロ野球ニュース』のキャスターとして、飾らない明るいキャラクターが大人気に。1995年ヤクルトスワローズの捕手・古田敦也さんとの結婚を機にフジテレビを退社。 現在はフリーアナウンサーとして、『旅の香り 時の遊び』(テレビ朝日)『ほっとシネマ』(ムービープラス)などにレギュラー出演、ピップエレキバンのCM出演ほか、雑誌連載、司会などで幅広く活躍中。

中井美穂公式サイト
 
今、たくさんの人が悩まされている花粉症。私も例外ではなく、辛い毎日を送っています。でも、お風呂に入っている時は、花粉の世界から解放されるのでホッとひと息。

この時期、私はアロマオイルをよく活用します。どういう風に使うかというと、基本的には湯船に4〜5滴ほどたらしてアロマバスにするのですが、朝など湯船に入る時間がない場合は、アロマオイルをお風呂の床に何カ所かたらした後、シャワーをザーッと床にかけ、その蒸気を吸引するようにしています。いわゆるシャワー蒸気浴(?)とでも申しましょうか。香りの湯気が立ち上り、深呼吸するとスーッとして気分もシャキっとするのでオススメです。個人的には、ペパーミントやジュニパーベリーなどのスッキリ系の香りが気に入ってます。
仕事によって帰宅時間が変わるので、入浴する時間帯も決まっていないのですが、だいたい入浴するのは深夜1時〜3時くらい。けっこう遅い時間ですが、きっちり1時間は入っています。

湯船で何をしているかというと、もっぱら読書!マンガ・雑誌・文庫本、なんでもお風呂に持ち込みますが、マンガが圧倒的に多いですね。タオル、ペットボトルの水、お風呂CDプレーヤーを一緒に持ち込んで、音楽を聞きながらマンガを読んでいます。聞く音楽はクラシックが多いかな。歌詞のある曲だとマンガに集中できないから。

私にとってマンガを読むことは、ものすごくストレス発散になるんです。マンガって、ページをめくるとパッと非現実的な世界につれていってくれるでしょう? あの感じがたまらなく好きなんですね。まるで主人公になった気分に浸りながら、湯船に浸っています。愛読書は、少女マンガの王道といえる名作が多く「ガラスの仮面」や「ベルサイユのばら」「あさきゆめみし」「SWAN」などなど。最近の作品では「のだめカンタービレ」にハマってます。私、好きな本やマンガは何度も何度も読み返すタチなので、「ガラスの仮面」なんてセリフまで覚えちゃってます。(笑)
一時期はお風呂でエクササイズしたり、スキンケアをしたり、いろいろ試していたんですが、なんだか続かないんですよね・・・。
そもそもお風呂って、のほほんとするというか、ゆるむというか、ストレートに自分を出せて“素”になれる場所ですよね。そこで頑張るのは少しムリがあるのかなぁと。

だから、“体の声を聞く”ように、その日の気分や体調に合わせて入浴法を変えています。たとえば、体調がよくない時はムリをせずにシャワーだけにする、疲れがひどい時は、家にある果物や植物を水きりネットにいれて、湯船に浮かべて「○○湯」にしてみる、気分を落ち着けたい時は、バスルームの明かりを消してキャンドルを焚いてみる、髪や体を洗うのが面倒な時は、湯船に入るだけにする・・・など、お風呂での習慣を決めずに、いろいろな過ごし方をしています。

毎日、仕事や雑務に追われているからこそ、バスタイムくらいはスタイルにこだわずに、自分を解き放って自然体で過ごしたい───。それが私流のお風呂の過ごし方・・・かな?

文/中井美穂(なかいみほ)

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