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入浴法

「胃痛」の改善のために

ストレスからくる胃痛は、お風呂で解消

しょっちゅう「胃が痛い!」と言って、胃薬が手放せない人っていますよね。胃痛の原因は様々ですが、もっとも多いのは暴飲暴食による急性胃炎や、ストレスによる胃炎のようです。ストレスがおおきくかかわって起こる胃痛はとくに、リラックスすることが大切。 ですからリラックス効果の高い入浴はとても効果的です。
また、病院に通うまでに至らない程度のトラブルには、今回ご紹介する入浴療法をオススメします。味覚の秋、ついつい食べすぎて胃が…というときの対処法としてもチェックする価値あり!です。
資料提供/協力:植田 理彦(うえだ みちひこ)先生『からだによく効く お風呂の入り方』(出版社:池田書店)

胃痛に効果的なツボ

「ツボをおす」という健康法はよく耳にしますが、実際自分でツボを探すのは素人には難しいことです。
シャワーならば正確な一点ではなく一度に幅広く刺激することができるので「このあたり…」というおおまかな位置を知っていれば十分。ですから簡単、手軽にツボを刺激することができます。
★ 温水シャワーの温度は43℃が目安です。シャワーを当てるとやや熱く感じるくらい。
★ シャワーヘッドを絞る、またははずすとより効果的

手のひらを下にして肘を曲げてできるシワの外側に向かった端
ひじの関節付近にあるツボに温水のシャワーを2,3分当てます。

ひざから指3本分の位置
温水シャワーを2,3分当てます。

胃酸過多 / 胃・十二指腸潰瘍の場合

胃酸過多(胸やけやげっぷ、空腹時に胃の痛みがある、胃もたれ)や潰瘍の方、もしくは潰瘍の再発を防ぐ場合は 42℃以上の熱いお湯につかる高温浴がオススメです。
3〜5分休息してまた5分入浴再び3〜5分休息して5分入浴と、3回高温反復浴をします。高温浴は胃液の分泌を抑えてくれるので、胃酸もすくなくなります。
これらの症状(特に胃潰瘍)はストレスが大きな要因であるケースが多いのですが、短時間の高温浴ではリラックス効果が得られず、ストレス解消になりません。ですから、朝や日中に高温浴を、夜はゆっくりとぬるめのお湯につかる、これがベストです。

胃弱 / 低酸症 / 胃アトニーの場合


バスタブ

胃弱(食後に胃がもたれる)や低胃酸、胃アトニーの場合はぬるま湯にゆっくりつかって行う温冷交代浴がオススメです。
ぬるま湯で十分に温まったあと、シャワーで水を腹部に瞬時にかけます。こうすることで胃腸の働きが活発になり胃酸の分泌がよくなります。


シャワー

バスタブにつからない場合はシャワーを使いましょう。まず42℃以上の熱めのお湯を2〜3分の間腹部にあてます。お湯を水に替えて今度は瞬時腹部にあてます。これを1セットとして、5回くり返します。

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