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湯煙コラム

Vol. 106 神崎恵

“三児のママ”も実践!「関節シャワー」で代謝アップ、美人になれるバスタイム

神崎恵(かんざき めぐみ)

1975年生まれ。ビューティーライフスタイリスト。ひとりひとりに合わせたメイクやライフスタイルを提案するアトリエ「mnuit」を主宰しながら、雑誌の連載、書籍の執筆などを行う。著書に「読むたびに可愛くなれる 最強の恋に落ちる魔法の言葉」(朝日新聞出版) 『「あのコの可愛さ普通じゃない」と噂される女になる』(宝島社)など多数。現在15歳と11歳、0歳児の息子を持つ母。

新刊:
「神崎恵のPrivate Beauty Book」(大和書房)
「Megumi Kanzaki Schedule Book 2016」(永岡書店)

神崎恵 オフィシャルブログ
 
現代の女性たちは忙しく、「バスタイムをゆっくりとれないのが悩み」という相談をよく受けます。私も3人の子ども(現在15歳と11歳、0歳児)を育てている最中なので、時間がない日はていねいなケアはなかなかできません。

そんなとき実践しているのが、「関節シャワー」。お風呂に入ったらまず首筋、足・腕のつけ根、デコルテ、お腹、腰、ひざ裏にお湯のシャワーをかけてから湯船に浸かります。こうすることで効率的に身体が温まるので、あまり時間がないときにぜひ真似してみて下さい。代謝がアップして、顔色も良くなります。
お風呂にじっくり入れるときは、空間づくりから始めます。音楽を流し、その日の気分にあった香りのキャンドルを灯してリラックス。好きなアロマオイルやバスソルトも用意して、全身浴に40分〜1時間使います。
最近凝っているのは水素ソルトです。血の巡りを良くして、保温を持続する効果もあるようです。

そしてお湯の中では、マッサージも欠かせません。コツは、筋肉ごとつかむようにしっかりねじること。体の深い部分へ刺激を与えれば、デトックス効果も抜群です。手足が冷えているなと感じたときは、温まった身体に冷水をかけ、またバスタブへ。これを繰り返すと新陳代謝も盛んになりますし、お風呂あがりに冷めにくくなります。
バスタイムで意外とおろそかにしがちなのが、頭皮のケアではないでしょうか。普段動かさない部分だからこそ、しっかり面倒みてあげたいもの。
私はホットタオルをかぶって頭皮を柔らかくした後、頭がい骨をずらすイメージで頭全体をかき上げるように、指の腹でしっかりマッサージをしています。これだけでも、髪の健康はもちろん肌の色や目の大きさまで変化しますから、見えない部分でもケアしたいですね。

ただ、あれもこれも全部…というのは忙しい私たちにとって、負担になるだけです。お風呂に入る時間が短ければ、ケアはしない日もあります。優先順位をハッキリ決めておいて、無理なことはすっぱり諦めます。

それができるようになったのは、30代になってからです。シングルマザーとしてがんばっていたときは仕事も育児も家事も、そしてキレイを保つことも全てを完璧にこなそうとして、とても苦しかったです。

でもある日「自分にとって家族が第一で、その幸せがあってこそなんだ」と気がついたんです。それからは、習慣化していたことも時間がなければやらないし、できなくても悔やまないようになりました。仕事も「特別な時間」と感じられるようになって、いっそう集中してがんばっています。
最後になりますが、キレイにしていることで褒められたり、嬉しいシーンにもたくさん出会えますよね。そうやって楽しい気分でいることで、ますます雰囲気のオーラが良くなっていくのだと思います。お風呂で美しさを磨いて、一緒に“雰囲気美人”を目指しましょうね!

話/神崎恵(かんざき めぐみ)


Megumi Kanzaki Schedule Book 2016 / 神崎恵
■神崎恵さん 新刊情報

『Megumi Kanzaki Schedule Book 2016』(永岡書店)

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