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パーツモデルがこっそり教える、スペシャルお風呂ケア

パーツモデルがこっそり教える、スペシャルお風呂ケア

人気女性誌の表紙やCMなど最先端で活躍中の「手」「足」「背中」「髪」などのパーツモデル、上口香寿美(かみぐちかずみ)さん。その美しさをキープするため、日々どんなケアで身体を磨いているのでしょうか。パーツという際立った美を求められる上口さんに、お風呂&お風呂上りにできる髪・手・脚のスペシャルケアを特別にご紹介いただきました。

髪 美しい髪をつくるポイントは頭皮マッサージ ドライヤーは頭の上から、風が下に向かうようにかけます

まずお風呂に入る前に、シャンプー「前」専用のトリートメントを乾いた髪に塗ってしばらく時間を置きます。すると手ぐしが通りやすくなり、洗髪による摩擦の回数を減らすことができます。
 
お風呂場に入ったら髪を洗う前に、まず頭皮用のオイルでマッサージを。私は指で揉みほぐしていますが、ブラシを使っても良いでしょう。4〜5分で血行が活性して、健康な髪を育てることにつながります。その後、お湯で流してからシャンプーします。しっかりと泡立てて、頭全体になじませて汚れを落とします。
お風呂から出たらアウトバストリートメントをつけます。髪がドライヤーで熱くなり過ぎないように冷風と温風を使い分けながら9割くらいまで乾かして、1割は自然乾燥の分を残しておきます。
 
撮影の前日など特に集中ケアしたい時は、洗面器にトリートメントをお湯で溶いて毛先を浸し、湯船に浸かりながら時間をかけて浸透させています。

ヘアケアのポイント
◎シャンプー前にブラッシング
頭皮の汚れや、髪についたほこりを先にブラッシングで取り除いておくと、洗い上りが変わります。同じ方向にブラシを通すだけではなく、前後・左右にブラッシングします。

ヘアケアのポイント
◎屋外ではダメージ対策をしっかりと
紫外線や乾燥など髪を痛める原因が多い外出時。帽子や日傘で紫外線をガード。風にあおられて髪が絡んだりしないように、ロングヘアの場合は三つ編みか、まとめ髪に。

手 爪も指先も、乾燥させないことが鉄則 手のケアポイント

ハンドケア手は自分で確認できるぶん目が配りやすいのですが、同時に気を抜きがちになるパーツでもあると思います。ですから「手のケアをする」ではなく、「全身のケアと一緒にやる」という意識を持つと習慣化しやすいでしょう。
 
私がお風呂で毎日行っているのは爪磨きです。バスタイムならお湯で指先が柔らかくなっているので、専用の爪ブラシで汚れや甘皮を取り除くのに最適です。丁寧にブラシをかけ、お風呂から上がったら、クリームをたっぷりと塗って保湿します。
 
手のケアで大事なのは、とにかく乾燥させないことです。私は常に赤ちゃんでも使えるような低刺激のバームを持ち歩いて、乾燥に気がついたら塗っています。爪割れやささくれを防いでくれますよ。

ハンドケア
◎爪ブラシで甘皮と汚れを除去
お湯で指先がふやけた状態の時にブラッシングしないと、逆にダメージを与えるので注意してください。

ハンドケア
◎指を揉み伸ばすマッサージ
1本1本の指を、片方の手の指でひっぱるように揉み伸ばします。バスタイム以外でも、気づいた時に小まめにマッサージするといいでしょう。血行を促進してくれ、肌のつやも良くなります。

脚 マッサージで、明日にむくみを残さない 角質がたまったなと思ったら、市販のあかすり用ミトンでこすります

脚のケアヒールを履いたり、たくさん歩いたりした日は足がむくむので、お風呂でのマッサージは欠かせません。お湯の中で脚全体を揉みほぐすだけでなく、バタバタしながら運動を兼ねて動かすことを心がけています。
 
パーツモデルは身体に傷をつくれないので、予防に重点を置いています。女性は足にトラブルが起こりやすいですし、靴があたるところは角質が固くなったり黒ずんだりします。そこで私は内側にジェルがついた筒状の保護用カバーを使っています。タコや魚の目を除去する効果もあるし、クッション材としても便利です。私は足の指だけでなく、お箸を持つときにあたる部分をカバーするために手の指にも使っています。
 
それでも黒ずみができた時は、ビキニラインや脱毛跡などの黒ずみを取る美容液を使います。気になる箇所は、お風呂上がりにケアしてあげると効果的。クリームや美容液は高額なものでなくて構いません。値段を気にして少しずつ使うより、気軽にたくさん塗った方が結果に表れるからです。

脚のケア
◎ラップの芯でマッサージ
刺激が強すぎない適度なマッサージにぴったりなので、台所用ラップの芯を使っています。軽いので持ち歩けるし、床に置いて足裏ゴロゴロもできます。むくみやセルライト予防に!

脚のケア
◎お湯の中でぶらぶら
足のむくみが気になる時は、お湯の中で足をぶらぶらと上下に揺らします。

まずは一つ、続けられることから

私自身、凝ったケアにはまった時期もありましたが、あまりストイックすぎると長続きしません。特別なことよりも毎日欠かさずやることが究極のケアだと考えるようになりました。毎日体を触るだけでも「ここが黒ずんでいるな」「乾燥している」と自分の体の変化に気づけるし、鏡で全身を映せばトラブルが発生しそうな箇所を早くケアできます。その点、お風呂は全身をチェックするのに最適ですよね。
 
何かを一つ始めて、そのパーツがきれいになってくると、ほかのパーツにも自然と目が向くようになります。そうすれば、楽しみながらケアができるようになりますよ。 f_1509_line.jpg

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