日本のお風呂をもっと楽しもう『湯の国』
お風呂をもっと快適に、お風呂をもっと楽しむために
湯煙コラム

Vol. 110 Daigo(メンタリスト)

メンタリストのお風呂タイムは読書と…瞑想!!

Daigo(メンタリスト)(ダイゴ)

慶応義塾大学理工学部物理情報工学科卒。人の心を作ることに興味を持ち、人工知能記憶材料系マテリアルサイエンスを研究。英国発祥のメンタリズムを日本のメディアに初めて紹介し、日本唯一のメンタリストとしてテレビ番組への出演多数。
現在はパフォーマーとしてテレビ出演する一方で、人間心理の理解を必要とする企業のビジネスアドバイザーや作家・講演家として活動中。ビジネスや話術、恋愛や子育てまで幅広いテーマで著書多数。主な著書は『一瞬でYESを引き出す心理戦略』(ダイヤモンド社)、『なぜかまわりに助けられる人の心理術』(宝島社)、『ポジティブ・チェンジ』(日本文芸社)など。

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お風呂は好きで時間があれば1日2、3回入る時もあります。何をしているかというと、電子書籍リーダーでとにかく本を読んでいます。「何ページまで」という目標を決めてお湯に浸かるので、のぼせないうちに読み切らなくちゃいけない。その緊張感で集中して読めるのが良いんです。

友達と温泉に行くこともありますが、そこでも電子書籍リーダーをフリーザーバッグに入れて読書しています。大浴場だと周りの人に「えっ?」って顔をされることもあるので、部屋に専用の露天風呂がついている旅館を選んだりしていますね。友達にも言われますよ、「それ、何に使うの?」って。「お風呂入るんだから本読まないと」と返しても、ほぼ誰にも理解してもらえない(笑)。
それからもう一つは瞑想です。入浴中に限らずよく瞑想しているのですが、場所や環境を変えて行うとまた違う気付きが生まれやすいんです。誰でも簡単にできるのでやってみるといいと思いますが、基本的に瞑想は前頭葉を鍛えるトレーニングなんです。コツとしては姿勢をよくして、軽くリラックス。目を閉じて、呼吸の回数を1分間に4回から6回まで落とします。ゆっくり息を吸ってゆっくり吐く。5秒以上かけて吸って5秒以上かけて吐くのを繰り返します。これだけなので、お風呂での習慣にすると良いかも知れません。

瞑想は1日5分程度でも、続けることが大事なんです。合計が3時間を超えたあたりから、集中力や自制心が高まってきます。11時間を超えてくると脳の中にある自制心や集中力をつかさどる場所の神経の連絡が良くなります。さらにそれを2、3カ月くらい続けていくと脳の形が変わります。すると自然に自己コントロール能力が生まれます。
瞑想を繰り返していくなかで、得られたヒントが大きな成果を生むことがあります。いつ気付きが生まれるかわからないので、お風呂に耐水性のノートを置いておき、すぐにメモできるといいですね。僕自身もお風呂場で得たアイデアからビジネスにつなげたことがたくさんあります。昔から「枕の上、鞍(くら)の上、厠の上」が物事を深く考えるのに適している場所、つまり「三上」だと言いますが、僕はお風呂も入れるべきだと思っているんですよ。

香りには記憶を定着させる効果があるので、入浴剤を入れたりします。ラベンダーにはリラックスや睡眠を誘う効用があると言われますが、そういった状態のほうが、物事が頭にスッと入ってきます。つまり、リラックス系の香りは、本の内容を記憶するのに効率がいいんです。
僕は勉強し続けるために仕事しているようなもの。いろいろなことを知りたいという好奇心だけで動いてきました。たくさん稼いだらそれだけ本が読める。本をできるだけ多く買いたいという単純な気持ちです。死ぬまでにより多くのことを知るために本を読み、知識の最大化を図ることが僕の人生の目的です。

近頃はメンタリズムを実学に活かすため企業のコンサルタントや、社員研修の講師を務めています。これからは今まで蓄積してきた知識を使って「経験」を増やしたい。海外に留学するなど、本のみでは手に入らない体験をしてみたいです。でも僕がテレビに出ると、じいちゃんがとても喜ぶんです。だから、じいちゃん孝行のためにも、パフォーマーは続けていきたいですね。

話/DaiGo(ダイゴ)

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