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ニオイの原因3大要素に着目!お風呂でしっかり体臭予防

ニオイの原因3大要素に着目!お風呂でしっかり体臭予防

あなたは自分のニオイを意識していますか?東京ガス都市生活研究所の調査によると、「自分の体臭が気になることがある人」の割合は約60%にとどまる一方、「他人の体臭が気になる ことがある人」の割合は85%にのぼるという結果が出ています。ニオイに関しては“他人に厳しく自分に甘い”傾向がうかがえますね。
 
人間の嗅覚には慣れがあり、同じにおいを長く嗅いでいると、例えそれが不快なものであってもそれなりに順応してしまいます。つまり、人は自分のニオイには鈍感になりがちなのです。もしかしたら臭いのに、自分では気づいていない可能性も……。
 
スメル・ハラスメントという言葉もある昨今、自分のニオイをもう一度意識してみませんか?今回は汗をかく季節にぴったりの“お風呂でできる体臭予防”のお話です。

体臭発生のメカニズムとは?

「1.皮脂 2.汗 3.角質(垢)一般的に体臭の原因といわれる要素「1.皮脂 2.汗 3.角質(垢)」の3つです。
 
これが皮膚常在菌によって分解されることでニオイが発生します。
 
つまり、これらの3要素をOFFすることで体臭を抑えることが可能なのです。

お風呂なら一気にOFF!

f_1607_photo_01.jpgそこで登場するのがお風呂!お風呂なら、この3要素を一度に洗い流すことができます。特におすすめしたいのが「朝のシャワー」
 
寝起きの体にはニオイの3要素がたっぷり。シャワーを浴びることでこれらを洗い流し、ニオイの元をリセットすることができます。
 
ここで言う体臭は、いわゆる汗臭だけでなく加齢臭も含まれます。加齢臭の原因は皮脂成分のひとつが酸化することで発生するため、皮脂を抑えることが重要になります。制汗剤だけではケアできない加齢臭も、お風呂ならすっきりOFFすることが可能です。

どれくらいニオイを抑えられるの?

こちらのグラフをご覧ください。これは、朝シャワーを浴びた場合と浴びなかった場合の皮脂量を比較したグラフです。皮脂量が多いと言われる背中と胸の皮脂量変化を追っています。その差は歴然!たった1分のシャワーでこんなに違いが出るのです。 胸中央部の皮脂量測定結果 背中中央部の皮脂量測定結果

ただ浴びるだけでいいの?

皮脂が多く分泌される5カ所朝シャワーはただ浴びるだけでも十分。このとき、皮脂が多く分泌される5カ所「額」「背中の真中」「胸の間わきの下」「足の裏」を意識的に洗い流すとなおよし!
 
石けんを使う場合は流し残しに要注意。石けんが残っていると、反ってニオイの元となってしまいます。シャワーの後はしっかり水分を拭き取ること。
 
ニオイが気になる人は、キレイになったこのタイミングで制汗剤を使うとよいでしょう。それでも正午頃になると皮脂量が増えてくるので、拭き取りタイプのボディペーパーを使って皮脂や汗を拭うとより安心ですね。

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夜は湯船でニオイの元をくまなくOFF!

夜はお風呂でリラックス朝の体臭予防はシャワーで十分ですが、夜はしっかり湯船につかりましょう!
 
湯船につかると角質がやわらかくなって洗い流しやすくなりますし、全身くまなくお湯にひたすことで、汗や皮脂の流し残しもなくなります
 
最近はニオイを防ぐことを目的としたデオドラントソープもいろいろ出ています。体臭が気になる方はチェックしてみてください。
 
また、ストレスも体臭をひどくさせる要因のひとつ。38〜40℃程度のぬるめのお湯での入浴は、副交感神経を優位にさせてくれるので、心身ともにリラックスできます。夏だから……とシャワーで済ませず、夜はリラックスタイムとして湯船につかりましょう。良い眠りにも繋がりますよ。

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