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2006年7月12日

エントリーキングス&クイーンとSCAI THE BATHHOUSE

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最近見た作品から。
まずは映画。6月、最高の作品に出会いました。おそらく、いや間違いなく今年のナンバーワン。アルノー・デプレシャン監督の「キングス&クイーン」。コピーはこう。人生は常に新しい!
ストーリーは公式サイトに任せるとして、湯の国スタッフの私はお風呂にまつわるシーンについて書こうと思います。
主人公の女性ノラは若くして妊娠し、父親となるべきだった男性は死んでしまう。それでもノラは子供を産むことを、さらにその子供に相手の性を名乗らせることを決める。そんなノラが、大きくなったお腹でお風呂に入るシーンがあります。水面から飛び出るお腹。ふくよかになった胸。そこに妹のクロエがやってきて、そっとお腹に触れる。些細なシーンだけど、その後のノラやその後のクロエを知っている私たちには、思うところのあるワンシーンです。
この映画は「光」がとても印象的。オープニングのシーンにしろ、クライマックスのシーンにしろ。軽やかに流れるムーンリバーが映像にぴったりで、映画館を出た後も鼻歌となって私を映画の世界に連れて行ってくれました。
映画は必ず、どのシーンにも意味があります。意味があるからこそ、フィルムに納められている。ごく当たり前のことですが。
この映画は人生もまた同じなんだ、と教えてくれます。ついつい忘れがちだけど、特別な瞬間じゃない瞬間にも意味があって、そんな特別じゃない瞬間が積み重なって人生となる!人生は常に新しい!

次にギャラリー。先日、谷中にあるSCAI THE BATHHOUSに行ってきました。SCAI THE BATHHOUSは、銭湯だった建物を改装したギャラリー。外観はほんとに銭湯そのままです。写真撮るのを忘れちゃって、建物をお見せできないのが残念。詳しくはSCAI THE BATHHOUSのホームページでどうぞ。
エキシビジョンは「神谷徹展」。なかなか気持ちのよい作品でした。軽やかな感じ。写真右下のポストカードがそのDMですが、私個人としてはこのグラデーションシリーズよりも、光でぼやけた一瞬を捉えたような油彩画の方がよりよかった。

そして、もうひとつ。SCAI THE BATHHOUSに置いてあったチラシの中から、こんなのを発見。「銭湯でアートに出会う。」営業中の銭湯内に、アート作品を展示するそうです。日程は7月16日〜21日で、雑司ヶ谷にある富士の湯で開催。21日はお絵描きワークショップの企画もあるんですって。興味のある方はぜひ。