湯の国web TOP >>知恵の湯 Vol.6 「あったかくて気持ちいいけど、冬のお風呂にはご用心!」
知恵の湯
“お湯”にまつわる、便利で賢い、ちょっと得する、さまざまな生活の知恵をご紹介します。


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1お湯洗濯の秘密
2お風呂に潜むレジオネラ菌
3マイナスイオンをGETする
4上手な温泉入浴法
5燗酒の上手なつけ方
6入浴事故を防ぐ方法
7ダシの取り方を科学する
8お風呂のカビを防止する
9夏に麦茶がおいしい理由
10赤ちゃんのための入浴法
11肌にやさしい入浴法
12花粉症対策
13煮込み料理を上手につくるコツ
14梅雨時期の室内干し対策
15手荒れを防ぐ食器洗いテク
16お風呂のエコロジー
17キッチンのエコロジー
18かしこいお弁当づくり
19アツアツ料理をよりおいしく!
20ガスコンロ・グリルの達人になる!
21冬の寒さ対策
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入浴における死亡事故は、11月から3月にかけての寒い時期に多発しています。入浴に伴う死亡事故の半数以上を占めるのが『心筋梗塞』、次いで多いのが『脳卒中(脳出血・脳梗塞)』といわれています。

● 心筋梗塞になる理由
体が暖まると、末梢血管が拡張して血圧が下がり、血流がゆるやかになります。また熱いお湯の場合、汗をかくため血液中の水分が少なくなり、血液の粘度が増し、血栓ができやすくなるのです。血栓で心臓の血管がつまるのが心筋梗塞で、入浴後に発症しやすいのが特徴です。
● 脳卒中(脳出血・脳硬塞)になる理由
脱衣所や浴室と、お湯の温度差が要因となります。脱衣所が寒いと、寒さに反応して末梢血管が収縮し、血圧が上昇します。その後、いきなり42℃程度の熱いお湯に入ると交感神経が緊張してさらに血圧が上昇するため、血管がその圧力に耐えられず、血管が破れてしまうのです。それが脳に起こったのが脳出血で、入浴直後に発症しやすいのが特徴です。
ちえこ
特にご年輩の方や高血圧ぎみの方は、要注意らしいわ。こうして見ると、どうも原因は2つあって、1つは『脱衣所・浴室とお湯の温度差』で、もう1つは『42℃以上の熱いお湯』に問題があるみたいね。これを解消するには、どうしたらいいのかしら?
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● 脱衣所・浴室を暖かくする
脱衣所に暖房器具を置いたり、浴室暖房設備を活用します。浴室暖房設備のない方は、入浴前にあらかじめ浴槽のふたを開けておいたり、浴室をシャワーで暖めるとよいでしょう。
● お湯は「ぬるめ」で、半身浴でじっくりあたたまる
お湯の温度は38〜40℃に抑えましょう。入浴は、足の方から「かけ湯」をし、心臓や肺にかかる水圧の負担が少ない「半身浴」が理想的です。上半身が寒く感じる場合は、肩に乾いたタオルをかけたり、お湯をかけるとよいでしょう。
● 入浴前には、ひと声かけて
入浴する前に家族にひと声かけておきましょう。万が一、事故が起こったときも早く対応することができます。また入浴後は血液の粘り気をなくすため、コップ1杯程度の水分を補給することが大切です。
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「浴槽内での溺死」について、人口10万人中の発生率を都道府県別に比較すると、ワースト1位は新潟県。最も低い沖縄に比べ、危険率の差は72.5倍にもなります。
続いて、福井、富山と、やはり寒さが厳しい地域が続きますが、寒さといえば北海道がダントツなはず。
しかし、北海道では全館暖房が普及しているため、発生率は47都道府県中40〜46位と常に低位ベスト10に入っているのです。
いかに脱衣所&浴室の暖房が効果的なのかということですね。

ちなみに、入浴中の死亡者の全体(意識障害などによる溺死/転倒事故/心筋梗塞や脳卒中などの病死含む)は、1999年度で1万4000人(全国)に達したと言われています。

「浴槽内の溺死」都道府県別比較図
▲人口10万人中の「浴槽内での溺死」発生率:人

(出典:東京ガス(株)都市生活研究所)