湯の国web TOP>>知恵の湯 Vol.7「ダシの取り方を科学する」
知恵の湯
“お湯”にまつわる、便利で賢い、ちょっと得する、さまざまな生活の知恵をご紹介します。
料理の味はダシ取りの湯加減で決まる!?

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1お湯洗濯の秘密
2お風呂に潜むレジオネラ菌
3マイナスイオンをGETする
4上手な温泉入浴法
5燗酒の上手なつけ方
6入浴事故を防ぐ方法
7ダシの取り方を科学する
8お風呂のカビを防止する
9夏に麦茶がおいしい理由
10赤ちゃんのための入浴法
11肌にやさしい入浴法
12花粉症対策
13煮込み料理を上手につくるコツ
14梅雨時期の室内干し対策
15手荒れを防ぐ食器洗いテク
16お風呂のエコロジー
17キッチンのエコロジー
18かしこいお弁当づくり
19アツアツ料理をよりおいしく!
20ガスコンロ・グリルの達人になる!
21冬の寒さ対策
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お吸い物に使うダシは、一般的に『一番だし』といわれているもので、昆布とかつお節を使ってとります。
 
【1】昆布の表面をさっとふく。水では洗わなようにしましょう。
(昆布の表面の白い粉は、『マンニット』と呼ばれる糖分の結晶で、昆布のうまみの1つ。
マンニットは水に溶けやすいので、せっかくのうまみを洗い流さないように)
【2】水をはった鍋に昆布を入れ、5〜10分、時間のある時は30分〜1時間置きます。
(水につけることで、うまみを抽出しやすくします)
【3】弱火にかけ、鍋の底から小さな泡がたくさんでてきて沸騰しそうになったら(約70℃)、すばやく昆布を取り出します。
(昆布は70℃を超えると、食物繊維である『アルギン酸』が急激に溶け出します。アルギン酸はぬめり成分なので、ダシがぬめってしまい、口当たりが悪くなるのです)
【4】煮立ったら、いったん火を弱めてかつお節(花かつお)を加え、ひと煮立ちしたら火を止めます。
(かつお節を煮だしすぎると、渋みやエグみが出るので、さっと手早く)
【5】かつお節を取り出し、ペーパータオルか固くしぼったぬれぶきんでこします。こした後の出しがらは、しぼらないようにしましょう。
(しぼるとダシが濁ったり、エグみまで出てしまいます)

ちえこ 私ったら、味の深いダシを取ろうとして、昆布をコトコト煮ちゃったのよね。
そりゃあ、ヌルヌルして渋いはずだわ。
でも、新たな疑問がわいてきた。一番だしの取り方はよくわかったけど、どうして昆布とかつお節をいっしょに使うのかしら? 昆布だけじゃダメなの?

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●煮干し・かつお節など、動物性素材の主なうまみ成分は「イノシン酸」。
●一方、こんぶ・しいたけなど、植物性素材に多く含まれるうまみ成分は「グルタミン酸」。
この2つのいっしょに使うことによって、お互いのうまみ成分を引き出そうとする『相乗効果』がうまれるのです。
へえ〜っ、しっかりとした科学的根拠があるんだ。
それにしても、ダシって湯かげんから、引き上げるタイミング、合わせ方によってずいぶん変わる奥深い世界だったのね。
ちょっとダシを甘くみすぎていたみたい。
よ〜し、来週のパーティーでは、うんとおいしいお吸い物を持参して、奥様方をうならせてみせるわっ!
ちえこ
おいしい二番だしの取り方もあるはずよねえ。

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一番だしに対し、二番だしは、コクがあって味噌汁に最適です。では、二番だしの取り方もご紹介しましょう。

1一番だしをとった後の昆布を火にかけ、完全に沸騰させて3〜4分間煮出します。
2かつお節(花かつお)を加えて火を消し、そのまま2〜3分間置きます。
3ペーパータオルか固くしぼったぬれぶきんでこします。

一番だしをとったあとの昆布には、20%ほどグルタミン酸が残っています。これをムダなく使って、おいしい味噌汁を飲みましょう。